誰もが待ち焦がれた

これだけは書かねばなるまい。
ついに。ついに。手元に「少年たち」のDVDが届いた。この時を私がどれだけ待ち焦がれたかどうやったら伝わるだろうか。
あの日あの時。あの夏の日。必死にうちわとペンライトを握りしめて臨んだ政氏担になっての初の関ジュの現場。入った3公演が多いのか少ないのかは分からないけれど、十分満足したようでもあり足りなかったようでもあり。それでも舞台の上で時に必死に時に楽しそうに飛び跳ね歌う伊藤政氏の姿に言葉には表せない大切な感情を抱いた。
そして、睨み据える目線に、震える拳に、慟哭する声に。政氏だけじゃなく関ジュにも、のめり込んだ日でもある。
冒頭の新しく設えた和装。番号にこだわった囚人服。みんな一緒のブーツ。そんな沢山の小さな大きなことに気付く度に感動しながら観た舞台。政氏だけをとっても、色々な細かい仕種に都度都度打ち震えて、全てを留めておきたいと願った。政氏が、みんなが、練習の間こうしようああしようと考えて取り入れた全て見逃さず心に残しておきたいと思った。
写真が出ると思った。でも出なかった。だんだん過ぎて行く日にもう公式では手元に残すことが出来ないんだと諦めていた。アイドル誌も買った。舞台雑誌も買った。小さな写真の中に写る小さな人影の小さな目の動きや細かな仕種を探した。

だから声を大にして言わせてくれ。



動いている政氏が手元でいつでも見れるこの感動たるや!




ドラマでも特番でもなく、現場の記録が残るというこの幸福!その記録が映像という幸福!その映像が何事もなく手元に届くという幸福!何度裏切られようと!けれど確かに自分の元に残ることもあるというこの現実も知っている。

あの夏の輝くあの一瞬一瞬をたとえ1公演でも切り取りとっておけるということ。それがとても幸福なことだと、ただそれだけのことでこんなに幸福になれるのだと。気付かせてくれた政氏には本当に感謝する。貴方を好きになって本当に本当に良かった。